7月22日 −杉田ダムより上流のアユ情報bS−
7月20日の釣果をお知らせします。
上韮生川支流の笹川で、昼から川に入り「よこがけ」で18〜20cmサイズを49尾の釣果。上韮生川の南池橋上流に朝から入り、18〜20cmサイズを14尾の釣果。
笹川・上韮生川ともアユは見えており、「玉じゃくり」ではそこそこ取れそう。
ポイントを事前に見てから入川するといいだろう。
槇山川もぼつぼつ釣れており、各河川とも「玉じゃくり」は事前に川を見てから入って下さい。
7月18日 −杉田ダムより上流のアユ情報bR−
7月11日の釣果ですが、上韮生川の高井吊り橋下流での情報をお知らせします。
午後1時30分より釣り始めて3時30分までの2時間で、18cm〜20cmを18尾とのことでした。
今後も「2時間で10尾は釣れるのでは」との情報です。連休にお出かけになられてはいかがでしょうか。
7月12日 −杉田ダムより上流のアユ情報bQ−
上韮生川分岐点より竹奈路橋下流の赤磯間での釣果。
2人で17ヒキの数であったが、大きいサイズで20cm〜22cmもあり引きを楽しませてもらった。小さいものは15cm程で、数としては少ないがまずまずの釣り日となった。
他の人は5匹ほどの釣果であった。10日の放流アユも元気に泳いでおり、今後、楽しめそうだ。
7月10日 −杉田ダムより上流のアユ情報bP−
7月1日に解禁になった杉田ダム上流も10日が過ぎようとしている。
当初は各支流中心の釣りとなったが、ここに来て本流の水位も落ち着き上韮生川では30匹、40匹の釣果も報告されるようになった。サイズも18〜20cmと良型である。又、7月7日には舞川で20cm前後のアユ12匹という釣果の報告もあった。水量が安定していればしばらくは期待できそうである。又、槇山川では釣り人の姿は少なく釣果の情報もないが、場所によりアユの姿は見えているので少しは楽しめると思う。
※アユ放流情報
高知県内水面漁業協同組合連合会より600kgのアユが還元放流用として提供がありました。サイズは12〜13cm中心で杉田ダムより上流に7月9日に放流した。放流場所と量は以下の通り。これから水温も上昇し成長してもらいたいものである。特に河床の回復が進んでいる上韮生川では順調に成長し、楽しませてもらいたい。
・槇山川では、津々呂第1トンネル付近に130kg。それより下流のコウレ谷付近に70kg。
・上韮生川では、南池橋付近に200kg。
・日ノ御子川に河ノ内から堰堤間に200kg。
−杉田ダム下流漁場−
6月より発生した冷水病により友釣り、毛針り釣り共にほとんど漁にならない状態となっていたが7月網漁解禁となり若干の個体では病気と思えるアユも獲れているが梅雨明けとなり水温も22度を上廻る日が続くようになって友釣りでも釣果が出始めた。場所により多少のばらつきはあるが100g、22cm級のアユもみられた。友釣り、ぎじ釣り専用区である三十代地区や戸板島地区、岡西岩場廻り等が狙い目か。このままの水況で行けばアユ釣り本番と呼べる状態となる可能性がある。
一方毛針り釣りであるが、県庁堀などでは良型も釣れ始めており今後は水が減ってくれば期待が出来そう。
7月1日 −ちょっと嬉しい槇山川アユ漁復活か−
7月1日杉田ダム上流のアユ漁が解禁となった。
今年は、事前のアユ動態調査も雨続きの増水で出来ず殆どの釣り人の皆さんへの情報も全くない不安な中での初日となった。
香北町日ノ御子川ー20人の人出。堰堤より下流がメインとなったが15cm〜20p級を平均10匹程の釣果となった。今後も小型ながらアユは見えているので大掛かりはないけれど少しは楽しめそう。
物部町楮佐古川ー前日からの泊まり組みも合わせて20人程が竿を出した。常連の人達は、事前に下見をして入川していた為、30匹以上掛けた人も居てまずまずの釣果。型も13cm〜22cmと上々。
もう少し水温が上がって来れば期待できる。
物部町舞川ー6月28日深夜の雨により増水状態。全域で6〜10人の人出となったが、全く釣れていない人がほとんど。6月中旬には50g以上に成長したアユも多数見えていたので、水況が良くなれば場所
によっては掛かり始めるかもしれない。
物部町上韮生川ー大増水の為人出なし。大西地区、五王堂地区等では少しは魚影は見えていたので、水況次第では楽しめるかも?
物部町槇山川本流ーここ数年来アユ漁総て全く漁にならない様な濁水続きのあばれ川。「今年もまたか」と想われたが釣り人が数人居り、成山口〜宮ノ瀬堰堤の間では午前中に10匹程の釣果。漁協役員
全員大喜び。次年度のアユ放流にも少しは元気に望めそうである。
ここ数年来、杉田ダム上流漁場でのアユ漁は、山の崩壊等の為低迷を続けているが、平成20年も例外ではなく各支流では濁水が頻発。それに追い打ちをかけるアユの調査が出来ない不安。釣り人の皆様にも
情報を提供出来ないままとなり、ご迷惑をおかけ致しました。今後は、潜水調査以外にも特別採捕や各専門機関への依頼等を含めて、解禁前の詳細な情報を発信して行きますのでよろしくお願い致します。
杉田ダム下流アユ網漁も7月1日解禁となったが、約60人(舟打ち、陸打ち)の人出。ヨコ瀬等では1網で20匹程入った人も居たが全体に低調。
「魚ははねているけど、水が多すぎてダメ。」と、早々に引き揚げる人がほとんど。
今後、魚影は見えているので水況が良くなれば網漁は楽しめそうだ。
6月5日 −しばらくの間、期待薄か−
5月13日から数回降った雨。量は毎回100〜150o程で大した量ではないのだが永瀬ダム上流の槙山川では、流量に似合わない様な濁水。別府地区では澄んでいるのにダムに近い下流側の方が濁りがひどい。これは河底に堆積した泥等をかく拌しながら流れる為だろうか?
一方、放流済みのアユの動態調査も出来ない上にダム下流漁場(5月15日解禁)では濁りのため天然アユ、放流アユ共に冷水病を発症した様で、友釣りや毛鉤釣りでも殆ど釣れなくなってしまった。
例年冷水病が改善を見せ始める7月中旬の梅雨明けまでは期待出来ないだろう。
現在も漁協前を流れる白濁した鉛色の水は、アユだけでなく私達の心まで病んでしまいそうです。
5月20日 −19日の雨で再び増水−
昨日の雨で多少増水し、風も強く釣りづらい日となった。釣り人もまばらではあったが午前中に横瀬で友釣りで5〜6匹の人も。
水量が安定すれば釣果も見込まれるが、ポイントはやはり物部川橋から下流がメインと思われる。
5月18日 −事実上解禁日は今日か!−
友釣りは、朝5時より続々と県内外からの釣人が来川してくれました。午前中は水温が上がらないので掛かりが悪かったが、午後になって状況は上向きとなった。
漁場は、町田堰より下流全域で多少の当りはずれはあるものの、数は1人5匹〜40匹。型は15p〜21pと上々。
今日は前日より濁りがきつかったので心配していたのですが、たくさんの釣人(約280人)が吹き飛ばしてくれました。
19日以降も台風による増水等がなければ場所によっては期待がもてます。
一方、毛針釣りは、平松・県庁堀などで40匹以上釣れているので、友釣りと同様良い釣果が続きそうです。
尚、毎日濁度と水量が変化するので来川前には事務所にрノて問い合わせして下さい。
5月16日夕刻漁協に入った情報では、友釣りで物部川橋付近や横瀬などで釣果が上がり始めた。
サイズや匹数は未確認ながら現在の水量、水色なら爆釣の可能性がある。
ポイントとしては、物部川橋より下流がメインとなると想われます。
尚、毛針釣りについては16日も横瀬では大爆釣となっている。小ぶりながら平均60匹程釣っているので今後も十分楽しめると想われます。
台風の影響にともなう大雨の後、天候は快晴となったが、やはり、かなりの濁水であった。そんな中、朝5時に解禁を迎えた。
釣り人の数は、友釣り30人程、毛針釣り19人程度とかなり寂しい初日となった。
釣果は友釣りで10p〜20pの物が1〜5匹程度で、一方、毛針釣りでは10〜15p物が多い人で50匹程とまずまずであった。
今年は、天然そ上した小型アユは非常に多いので、早く濁水が収まればと願うばかりである。ただ、この増水で主要なポイントに発生していた川シオ草もすべて流れた模様で、水の状態が良くなければ釣果も期待できそう‥‥
ただ、最上流の永瀬ダムからの発電用水がかなり濁っているので、この濁りがいつまで続くのかである。
濁水は解っていたんです。掛からなくてもいいんです。でも、お祭りですからキャンプです。 久保田様 | 毛針釣りの釣果。小振りだがゴリまじりで40匹程。釣り場で焼いて昼食にすると言う。 香南市 川久保様 |
かなりの濁水の中の友釣り。 見ている間に1匹掛かったが、シャッターチャンスを逃してしまった。 香南市 北岡様 |
濁水の本流は毛針釣りは喰わないので複流水のある池。横瀬地区の様子。少しでも竿出し出来るのが嬉しい。 |
香南市北地地区のグループ 2匹掛けていました。 |
待ちに待った解禁日。さて、どんな毛針釣りから始めようか。 高知市 山口様 |
5月14日 −13日夜の大雨により状況激変− 午後6時発
5月13日深夜にかけての予想以上の大雨により大増水であった。14日午後5時現在水量は下がって来ているが、上流にある杉田ダム・吉野ダムが非常に濁っていた様で徐々に下流部も濁って来た。今の状態では友釣り、ぎじ釣り共に釣りが成立しない状況となっている。
このままでは、5月20日頃までは、全く解らない様な状態となっているので、来川に際しては、漁協事務所に問い合わせをして頂きたい。
また、釣りが出来る様になれば、HP上でお知らせします。
解禁日の狙い目は、物部川橋より下流となるだろう。主に岡西釣り場〜横瀬産卵場付近か!
5月10日に実施した特別採捕(試し釣り)では、15℃台の水温の中まずまずの釣果があった。魚体は、20pに成長しているアユもおり、生育も順調で冷水病等も確認できない為、3月14日と4月12日に放流した人工産アユ1.5トンと合わせてアユの絶対量は例年以上に多い。5月13日の台風くずれの大雨で杉田発電放流22トン。これがどの程度影響するか、今後の雨がなければ期待出来そう。
(予想)
○物部川橋〜横瀬
川シオ草が川底にびっしりという瀬もあるが、アユは目視できる。ただ、小型魚が多く、オトリがうまく継げるか。
○町田堰〜県庁掘
先日の特採では、戸板島地区で20p級のアユが数匹釣果があったことから、穴場的な存在か。しかし釣り場収容人数は少ない。
アユ解禁(毛ばり釣り)情報 期待大!!
天然そ上は、前理事の方々のお力により順調に進んでいるが、約1ヶ月ほど遅れている様で5月11日に実施した特別採補でも3p〜13pの魚体となっている。
釣り場としては、物部川橋より下流がメインとなろう。岡西釣場、平松、横瀬等。いずれの釣り場でも護岸ブロック上の釣りは危険な為、注意して下さい。
尚、使用した毛ばりであるが、5月11日の特別採補では、黒竜黄角・八つ橋赤底・岡林2号・茶熊などであった。夕刻のほんの少しの時間で10匹程の釣果が得られたことから、そこそこの匹数は釣れると思われる。小型のアユが多いので、10p以下は再放流していただきたい。
※ 町田堰付近は禁漁区の設定がありますので、注意して下さい。
※ 漁券は必ず見える所に着用して下さい。
※ 必ず事前に下見をお願いします。
※ 自分のゴミだけでなく拾って帰りましょう。
比較的順調な天然アユのそ上!
3月下旬以降、1週間に1度くらいのペースで適度な雨に恵まれ、天然稚アユのそ上にはこれ以上ない好条件が続きました。その結果、天然アユも当初予想していた以上に順調で、4月6日の調査では40万匹前後の推定値となりましたが、その後も引き続きそ上が見られることから、最終的には60〜70万匹(平年並みに近い値)に達するものと予想されます。国道等の橋から見ると、アユ独特の石をはむ姿がかなり見られ、汚れていた石も次第に黒光するようになってきています。
なお、物部川は5月15にアユ釣りが解禁になりますが、このまま、順調に川の状況が維持されるとすれば、釣りの可能性も若干はでてきました。全体的に生育状況は、小振りですが、天然アユ独特のばらけた行動が見られることから、なわばりを持つ可能性もあります。
なお、天然アユそ上は、3月上旬の第1群(約3万匹)の後、3月下旬から4月に入って予想以上にそ上がありました。
4月6日に潜水調査で確認したアユの量は42万匹と推定されました。
そのうち、放流魚は少なく、大半は小型の天然アユでした。
分布状況は、物部川橋下・十善寺床止め下流〜河口に集中しています。
写真は物部川河口周辺でシラス漁で混獲されているアユ稚魚.大きいもので5〜6cmある。違法ではないが、懸命に、産卵場造成・夜間河口開削(72回)を行って、海に下らせたモノだけにやるせない思いがつのる。
これとは別に、16日に実施した試験採捕の結果では、河口西側で獲れたシラスのうち、2/3は、アユという結果がでた。4〜6cmt のサイズ(上の写真と一致)がほとんどで、十分川へそ上する可能性の高いものに育っています。
13日に、放流を実施しました。 全部で1トンで、放流場所は、 以下の通りです。 戸板島(400kg) 県庁堀(300kg) 岡西(300kg) |
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1匹平均16g、割と元気なアユ で、さっそくコケ(ドロ?)をはむ アユも見かけられました。 もっとも、多くは群れで泳いで います。 |
3月1日〜9日間の川干に よる増水で、稚アユの第1群 が上がりました。 専門家による潜水調査の 結果、下の表に示すように 産卵場周辺に3万3千匹程 度の小さな稚アユが確認さ れました。 ただし、川干の終了ととも に水量は元の1トン程度に 激減、河口閉塞や瀬切れも あってそ上に支障が出てき ています。これからが、天 然アユそ上の本番だけに、 稚アユのそ上環境の整備を 切望。 |
3月1日から農業用水の川干が始まり、 本流への水量が、毎秒1トンから7トン に増加しました(3月7日まで)。 3日にそ上調査をしましたが、潜水で は確認できませんが、川石のハミ跡は いくつか確認できました。大小のハミ跡 の石がいくつか有りますが、写真のもの が最も大きく、「これは越年アユではない か?」と疑問の声もあります。 いずれにしろ、産卵場造成・河口開削 の努力が一定の成果となっています。 問題は、8日から再び1トンの水しか無 くなり、4月にかけてそ上の本番を迎える が、水量減で再び厳しくなります。 |
今年も厳しい年になりそうです!
本来、2月は海から天然アユがそ上してくる時期にあたりますが、近年は1ヶ月遅れております。戻ってきても河口が閉塞したり、川からわずかな水しか流れないと、海からの稚アユが川を認識して、戻ってくるのも困難になります。それ故、2月、3月に川からの水が通じていることがきわめて大事になります。そのため、漁協は夜間の開削を連夜のように実施してきました。今も続けておりますが、資金面で困難となっております。今後は、天然アユを守るために河川管理者である国交省の責任において開削を続けてもらいたい。
上の写真右側は、漁協による夜間の河口開削作業実施状況です。
私たちは天然アユの復活をめざし、循環を助け、再生につなげようと全国一、二を争うほど頑張ってきました。が、自然環境の変化と河川環境の著しい悪化、そして維持流量もなく、1トンの水も流れない本流。いかに、水産基本法・漁業法で生態系に配慮した適切な管理と持続可能な利用の方向性が打ち出されていても「水無し川」の状況で、どうしろというのだろうか。 自然の循環を元に、放流に頼らない増殖管理の方向性が求められる時代に、基本となる水がなければ、いかに努力・協力を払ってもアユ生態系は細るばかりである。 流下仔魚状況から見て、今年も厳しい年となりそうです。
環境の時代が標榜される今日、河川行政においても川魚の生息環境再生の視点、漁場再生の視点から実体をもった対策を切望する。
造成産卵場直下での実施結果(水温8.1度)
18時〜51匹/1分 1分の採捕での流下量。
19時〜63匹/1分
20時〜 2匹/1分
この時期まで、流下があるとは驚きですが、2月生まれのアユが耳石調査
で見つかっていることから、12月下旬に生み付けられた卵が、1月、2月初旬
にまで、生まれていることが裏付けられました。
11月頃は1週間〜10日で孵化するが、水温が低い真冬には1ヶ月前後を要する
といわれる。
流下仔魚調査の結果、昨年11月〜今年1月にかけての流下総量の推定値が出ました。
2億2千万匹は、昨年の3分の1と予想どおりの低レベルにとどまりました。
産卵期の親アユが6万匹と少ない上に、産卵期に水が1トン以下しか流れず、瀬切れ状態
のために、下れなかったことが大きな要因です。戸板島辺りでも産卵が見られましたが、
水無川では河口まで到達不能(仔魚は夜しか下らないし、県庁掘り等途中のプール状の溜まり
から下流に下ることは不可能)だからです。 工夫や協力によって、親アユが下れるだけの水が
あれば、なんとか去年並にいける可能性があっただけに、残念です。
なお、この程度のレベルだと、春に戻ってくるアユは10万程度と史上最低になりかねません。
(通常、1000〜2000匹に1匹の割合で戻ると言われております)
造成産卵場直下での実施結果(水温8.1度)
18時〜 68匹/1分 1分の採捕での流下量。
19時〜193匹/1分 そろそろ、流下は終わりそう
20時〜 98匹/1分
若鮎の耳石調査で、1月生まれが結構いるのですが、第7回調査
そして、今回の調査から、そのことが裏付けられました。
造成産卵場直下での実施結果(水温11.6度)
18時〜 207匹/1分 1分の採捕での流下量。
19時〜2708匹/1分 大幅減.これは統合堰を開けた時の出水で、
20時〜 837匹/1分 産卵場の3分の2が崩れたため.
(産卵場の小石に生み付けられた卵はほとんどなくなったり、腐ったりしている
ので、流下はそろそろ終わりそうです.)